制作方法の違いをさらに詳しく

ドリルで彫って色付けしただけではフローラルアイスとは呼びません。
独自の技術を使い数々の工程を経て完成させたものを
「フローラルアイス」といいます。

①一番外側の花びらの先まで色が入っていること。        
②中心を濃く、花びらの輪郭は白く見えるように色付けすること。
※一部例外もあります。                   
③色付けと色止めを繰り返し濃淡をつけること。         
④食用色素、又は食材使って色付けすること。         
⑤舞阪純氷又は同程度の純氷の密度の安定した部分を使う。


制作方法の違いについて 
  名      称    制 作 方 法
 ①氷の花
(どなたでもできます)
 ドリルで彫って色を入れた花のオブジェで
 花の造形や、色付けにこだわらずに作ります。

 「フローラルアイス」ではありません。
 
完成後すぐに変色、色落ちし
 冷凍保存しても変色してしまいます。

 初心者の方でも一日の講習で
 花のオブジェに見えるように制作できます。

 体験講習会も行っています。
 ②氷の花
 実演パフォーマンス

(初級)
 花のオブジェをドリルで彫って色付けするところを実演で行い
 色付けの仕方や花のクオリティにはこだわらずに作ります。

 
 簡単にできる実演パフォーマンスで
 全国でも多くの方が行っています。

 3日間の講習でできるようになります。


 フローラルアイスの技法は使っていないので
 「フローラルアイスパフォーマンス」とは呼びません。
 
 以下の技術で制作したものをフローラルアイスと呼びます。 
 ③フローラルアイス
     パフォーマンス

(中級難度) 
フローラルアイスの技法を使い
 花のオブジェの制作と色付け作業のみを
 お客様の前でライブでご覧いただく
 実演パフォーマンスショーです。
 完成しても 「フローラルアイス」にはなりません。

 実演で花のオブジェを
 一輪または二輪制作します。

 一部にぼかしと色止めの技法を使い
 一輪を約3~5分ほどで完成させます。

 数10分立つと色が広がってきます。

 氷の中に花を凍らせてあるように仕上げます。

 すべて食用色素と
 食用素材のみで色付けします。

 裏側から一気に仕上げるため
 花の形と色付けが見えず
 完成形を想像しながら
 経験と勘で制作します。

 工房で講習会を行っています。
 ④フローラルアイス
   完成作品の総称
(上級難度)

 ⑤フローラルアイス
       アクア

水の中に入れて展示します。
(上級難度)


⑥フローラルアイスの
クリスマスリース
(最上級難度)
 硬くて溶けにくく純度が高い
 「舞阪純氷」または同レベルの氷の
 密度の安定した部分のみを使用します。

 氷と、詰める雪(かき氷)の温度と
 氷の使用部位等細部までこだわり
 ドリルで彫った花のオブジェに
 数種類の色を使い
 指先の感覚で雪を詰めながら
 濃淡とグラデーションをつけ
 ぼかしと色止めの技法で染めていきます。

 花芯から順に外側の花びらに色を付けていきますが
 必ず一番外側の花びらまで色が入るように作ります。
 (あえて入れない例外もあります)         
  ※制作に時間がかかったり圧縮が足りないと色が入りません。        
 2個、3個と複数制作しても同じ色付けになるように色付けします。      
 ここが一番難しいところです。

 変色しにくいよう加工と冷凍を繰り返し
 約3~7日間かけて完成させた
 花のオブジェです。

 すべて食用色素と
 食用素材のみで色付けします。
 気温や環境にもよりますが
 常温で氷が溶けるまでの6~8時間
 展示することができます。
 氷の中に花を凍らせてあるように仕上げます。

 ※水に入れて展示するフローラルアイスアクアは
 水の中でも長時間の展示ができるように
 さらに特別な技法と工程で制作します。